【5】 楽しい発見いっぱい♪ 芸能人フライト
2005.08.03
乗務員は仕事柄、有名人や芸能人に会う機会が多いと思ってらっしゃる方、いませんか?
航空会社にもよるでしょうし、路線にもよると思いますが、
私もこの20年間で色々な方とご一緒させていただきました。
芸能人っていうと、ちょっと異種な感じを受けますが、
結局は彼らも、同じ人間、そして勝負は中味、人間性だなぁとつくづく思うわけです。
機内では、彼らの「素顔」を「長時間にわたって」垣間見ることができるでしょう。
10数時間のフライトの間に、色々な発見があります。
先週の私のフライトに、数名の俳優さん達がドラマの撮影のために乗ってこられました。
名前を聞いて、一番興奮したのは我が家の中二の娘。
「私も連れて行って~!」「サインもらってきて~!」「写真撮ってきて~!」
制服着たプロの乗務員である手前、残念ながらそんなわけにはいかないのですが、
ミーハーな私は、できれば担当してみたかったので、その日のポジションは「あみだ」で
決めました。結果、私がみなさまの担当をさせていただくことになり、年甲斐も無く(?)
仕事前から内心うきうき!芸能人の方は機内で「女性誌」「芸能誌」を最初にチェックさ
れることが多いので、多めに用意して、そわそわと搭乗をお待ち申し上げておりました。

乗ってこられる時は、黒のサングラスに帽子といったお決まりの(?)姿ですが、
機内ではみなさんとってもリラックスムード。お疲れなのかすぐにお休みになられる人も
多いですね。そんな無防備な彼らを、さりげなく観察していると、これが結構面白いのです!
そりゃあ、俳優さんたちはお肌つるつるで、可愛くて、かっこいいわけですが、
シートに座るや否や、お顔にパックシートを貼られる方。あれ~~~?自宅気分?
外人クルーはあなたのこと見たことも無いよって感じなのに、ちょっと自意識過剰な方。
なんだか見ていて楽しい。
当たり前ですが、彼らも、他のお客様と同じものを召し上がるし、トイレにもいかれます。
絵を描いている人もいれば、小説読んでいる人もいる。映画に釘付けの人も…います。
要するに、「普通の人」だということが、長いフライトの間に気がつくわけです。
「な~んだ、普通の人なんだ!」と思ったとたん、急に距離が近くなった気分!
お客様から「○×新聞持ってきてください」って言われて、丁度その新聞が全部出払って
いた時のこと。そうしたら、「これ、もう読んだからいいよ。」って、○×新聞を私に
そっと渡してくださった、俳優さんがおられました。
そうゆう側面を見てしまうと、次にブラウン管で見た時に「頑張って!」と声をかけたく
なってしまいます。
どこで誰に見られているかわかりません。
…私たちも常にお客様に見られています。
「素に戻った瞬間の顔が怖かった。」なんてことの無いように、気をつけなければいけ
ないなと思う、今日この頃のマリリンでした。

