【9】 世界のtoilet事情あれこれ
2005.09.28
いまから20数年前、訓練のためイスラムの国に降り立った私は、初日からカルチャーショックの連続でした。夜中にホテルにチェックインした私たちは、壁に張り付く南国特有のヤモリ(?)を見なかったことにしつつ、これから3ヶ月過ごすことになる自分たちの部屋に入っていきました。
お部屋のバスルームの端っこに、なんだか変わった形の壺がひとつ。取っ手があって細い口もあるので、もしかしたら植物に水をやるジョウロかな?不思議に思いつつも、ベッドに横になった瞬間、さっき見たヤモリの事も忘れて睡魔に引きずり込まれました。
翌日みんなの話題にのぼったのは、例のトイレにあった不思議な壺。あれ、一体何だろう?
丁度いいサイズだからって、庭の花をさして花瓶代わりにしちゃった友達。水やりに使った友達。用途は人それぞれ。ま、いいか。そのうち誰かに聞けばわかるだろうし。

【トイレ事情ということで・・・日本にある一般的なトイレの写真を載せてみました♪】
無事訓練を終えて、国内線や湾岸諸国へ乗務するようになって発見しました!例の壺の『正しい』使い方!現地の乗客のみなさん、よく似た壺を持って飛行機に乗ってこられるのです。そして、見ているとその壺を持ってトイレに入って行かれるではありませんか!な、な、なに?不思議に思って、使用後のトイレを恐る恐る(?)見に行くと、床が水浸し。そうなんです。トイレットペーパー代わりに水を使うための壺だったのです。誰だ?花瓶に使っていたのは?
後日アンカラ(トルコ)のバスターミナル近くで入ったレストランのトイレには、水の入った大きな壺がありました。4畳半くらいのトイレに置かれた壺は、大人が入れるくらいの大きさ。水が一杯入っていて、水を汲むスコップが浮いていましたから、こちらは使い方が違うようでしたが。
世界のトイレ事情って、羞恥心の温度差を感じるバロメーターだなって思います。北京のローカル色一杯の銭湯(マッサージや垢すりなんかもやってくれる大衆銭湯)に行った時の事。マッサージの前に、日本の銭湯のようなところで一列に並んでシャワーを浴びていたのですが、その一角にある、ドアーが真ん中部分しかない和式トイレが目に付きました。(つまり、その場に立つと顔と足が外から見えるのです。おまけにドアーはスリーガラス。)突然私の横で頭を洗っていたおばさんが、裸足でそのトイレに行って帰って来ました。周りの誰一人として気に止めた様子はありませんでしたが、一部始終を見て動揺したのは私と娘だけだったのでしょうか?
今では、海外(特にアジアや中近東、アフリカ)では、ホテルを出る前には必ずトイレに行き、大きなホテルを見つけるとトイレに行くようにしています。あと、日本の街角で無料配布されているポケットティッシュも重宝しますよ!参考までに。

