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【18】命

2006.04.27

「命」
薄い空気の中。
高度1万メートル。
速度900km。
眼下に広がるのは、年間を通しての氷の世界だったり、海の上だったり。

鉛の固まりが、
何百人もの人間と荷物を乗せて、
何時間も飛び続けている。

鳥のような羽もないのに、
あたかも「自由に飛んでいる」と錯覚し続けながら・・・
上空から.jpg

日々、飛行機の中で働いていると、あまりにもその状況が当たり前になりすぎていて
「異空間」にいる認識が薄くなっているのかもしれない。

2006年4月25日の今日、JR西日本の、あの事故からちょうど一年。
朝からテレビではそのニュース一色です。

そんな中、遺族の方が涙ながらに読まれていた言葉が、私の心に響きました。

「ただ単に、列車に乗っている乗客を運んでいるのではないのです。
その『命』を運んでいるのです。」

ともすれば、食事のサービスや、クレーム処理に追われがちな日々。
はっと、初心に戻りました。
当たり前になりすぎないように。
忘れないように。

大切な物をお預かりしています。

「命」

私たちは乗客の方々の「命」を預かっているのです。

事故で大切な方を失われた方々の悲しみの深さを思うと、本当に心がいたみます。
二度とこのような事故を繰り返さないように。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。