【27】機上の感謝祭♪♪♪ byヒロコ
2006.12.08
夏が終わると、アメリカでは徐々に秋のホリデーの雰囲気に包まれます。
10月末のハロウィンは既に日本でもお馴染みですね。私などは、このハロウィンの
飾りつけやらコスチュームを店頭で見ると
「いよいよ今年も終わりだなぁ。。。」
と溜息をついてしまう(+o+)
それくらい、秋から冬にかけてのアメリカはホリデーの連続で、気づくとあっという間
に新年を迎えているくらい、時間が過ぎるのが早いのです。
11月第4木曜日は、感謝祭(Thanksgiving Day)で祝日となります。前後の水曜日
や金曜日も学校はお休みになりますので、ちょっとした秋休みのようですね。大人も、
この期間に休暇を取って連続のお休みにすることも多いです☆(^_^ )( ^_^)☆
感謝祭の由来ですが、新大陸(アメリカ大陸)で暮らし始めたイギリス人がとても
苦労しているのを見て、先住民族のネイティブ・アメリカン(インディアン)が手助けし
てくれたことから始まります。その年の収穫の時期(つまり秋ですね)、イギリス人
たちが感謝の意を込めてネイティブ・アメリカンたちを食事に招待したのが起源です。
食卓に並ぶものは、各家庭そう大差なく、七面鳥や、さつまいも、かぼちゃ、豆、
クランベリーといった食材を使った料理です。日本のお正月のように、親族が集まり
和やかにテーブルを囲みます。遠くに暮らす親族もやってきて、楽しい1日になるの
が感謝祭です(^O^)/~~~
えっ?想像できない?
それでは…日本のお正月を想像してみて下さい(*^^*)
親族が集まってワイワイがやがや、ホラ、想像できたかしら?
私が初めて感謝祭という行事に触れたのは、現役でフライトをしている時でした。
私にとっては、いつもと変わらない10月の木曜日だったわけですが、一緒に飛ぶ
クルーの顔がどうも冴えません。どうしてだろう?と思ったら、その日は感謝祭で、
仕事で家族と一緒にお祝いが出来ないのが残念、ということでした。その時は
「ふーん、そんなものかな?」
と思いましたが、感謝祭の楽しみを知った今なら、それが少し寂しいものであるのが
痛~いほど分かります(*^▽^*)
やっぱり、お休みは愛する家族と一緒に過ごしたいところですよね!
機内のサービスを終えてひと段落、クルーが少し休める時間になりました。クルー
全員、ビジネスクラスのギャレー(食事などを準備するところです)に呼ばれたので
行ってみると、たくさんのお料理がギャレーのカウンターやカートに載っています。
七面鳥のローストをスライスしたもの、
クランベリーソース、
スタフィング(パンと野菜を炒めたもの)、
スイートポテト(サツマイモをバターで煮て、マッシュしたもの)…などなど
それはそれは見事な料理です\(◎o◎)/!☆☆☆
クルーが自宅で準備したものを、フライト中にクルーみんなと一緒に食べようと、
持参してきてくれたものでした。
クルー全員がギャレーに集まると、みんな手を繋ぎ輪になってお料理をグルリ
と囲みました。その日のリードフライトアテンダント(クルーをまとめる、キャビンの
責任者です)が、お祈りを始めました。感謝のお祈りです。アーメンと最後につぶ
やくと、にっこり(^_-)-☆
「さぁ、頂きましょう」
私にとっては、感謝祭という日も、感謝祭のお料理も初めてのことばかりだった
ので、この経験は強烈に印象に残っています。何より感動したのは、私のような
アメリカ文化に疎い外国人クルーにも、
「時間もお料理も一緒にシェアして、感謝祭を楽しむ」
という、心の懐がとても深い優しさに触れたこと。素敵だなぁって、心からしみじみ
感じました。そして、私も他人と分け与えられる心を常に持っていたいと感じました。
クルー手作りのお料理の美味しかったこと!
あの時食べた、スイートポテトの甘さが口の中に今でも残っていますヽ(^○^)ノ
さて、肝心な我が家の感謝祭ですが、それについてはまた次回!
お楽しみに~♪

